さて、お久しぶりです、にょろべいでございます!


今回はLinuxの基本コマンドの中でも特によく使うコマンドを紹介していきたいと思います。


上級者及び中級者の方は見ると 馬鹿にするな! と怒り出してしまうので見ないことをオススメします。


さて雑談は置いておいて紹介に移っていきたいと思います:)


・ コマンド : 使用方法 : 用途 という感じで紹介していきます! ではどうぞ!



 cd : cd <相対または絶対パス> : カレントディレクトリの移動



さて、最初は初心者なら誰もがまず初めに覚えるであろうコマンドcdです。

このコマンドはカレントディレクトリ、つまり今現在自分がいる場所(作業場所)を変更するコマンドです!

作業場所ではその場所(ディレクトリ)にテキストを作ったりフォルダを作ったり色々な作業を行います。

相対パスと絶対パスの違いですが、


相対パスとは ”今現在いる場所” から ”移動したい場所” を示したもの!

絶対パスとは ”一番上の場所” から ”移動したい場所” を示したもの!


ちょっと分かりにくいので実際に近いパス構成で説明すると、

< home > ー < 自分の名前のディレクトリ >
                                             |     
                                              ー < Downloads >
                                             |
                                              ー < Music >
                                             |
                                              ー < Pictures >
                                                            |
                                                             ー ( 秘密の写真 )
                                                                             | 
                                                                              ー [ 秘密.jpg ]                                                              

<ディレクトリ> [ファイル] (カレントディレクトリ)

という構成だった場合に” 秘密の写真ディレクトリ ”(カレントディレクトリ)から " Musicディレクトリ "に移動するとき相対パスで指定した場合は、

cd ../../Music

絶対パスで指定した場合は、

cd ~/Music

で移動出来ます! ここで出てきた謎の記号 ../ と ~/ ですが 

../のほうは自分のいるディレクトリの一つ上(上の例でいうところのPictures)を指します、 ~/のほうは自分の名前のディレクトリを指します!

どちらのほうが早く移動できるかは場合によって異なるので時と場合に応じて使い分けてみて下さい><



・ pwd : pwd : カレントディレクトリを表示



説明通り、現在のカレントディレクトリをパス付きで表示します。

上の例でいうと


/<home>/<自分の名前のディレクトリ>/<Pictures>/<秘密の写真>


という感じで表示されるはずです!



・ ls : ls <オプション> <相対パスまたは絶対パス> : 指定したディレクトリの内部を表示



指定したディレクトリの中身を表示するコマンドです、オプションを指定することによって様々な表示の仕方を指定できます:)

このコマンドもよく使います、オプションもいくつか覚えておいたほうが便利なものもあるので紹介しておきます。


 lsコマンド 基本オプション説明!


・ オプション : 内容

・ -a : .が付いている隠しファイルも表示する。
・ -k : ファイルのサイズをキロバイト単位で表示する。
・ -l  : ハードリンクの数、パーミッション、ファイルタイプ、オーナー名、グループ名、バイトサイズ、タイムスタン     プ、ファイル名の順番で表示される。
・ -u    :     アクセス時刻でソートする。
・ -r  :     逆順にソートして表示する。


よく使うオプションはこんな感じです:) 


さてこの説明の中で一つ重要なワードが隠されています、それは何でしょうか....






チクタクチクタク......








正解は ”パーミッション” です!


パーミッションとはファイルやディレクトリに付与された権限のことで、これを変更することによって自分以外には開けないフォルダを作ったり、自分の所属するグループ以外には実行できないプログラムを作ったりすることが出来ます!

パーミッションはr(read)、w(write)、x(execute)の3つの権限があり、その名の通り左から読み込み、書き込み、実行権限を指します。

パーミッションを確認するには先程のlsコマンドが使えます、



ls -l <パーミッションを確認したいフォルダの置かれたディレクトリのパス>



を実行すると以下のような結果が出てくるはずです!



drwxrwxr-x  2  baka  aho  4096  3月 10 05:26 music



この一番左の
 "drwxrwxr-x" がmusicのパーミッションです!

パーミッションの一番左のdはディレクトリであることを示すもので、ファイルであればこの場所は - になります。

その後の9つのパーミッションは以下のように読みます。



オーナー グループ それ以外
読み込み 書き込み 実行 読み込み 書き込み 実行 読み込み 書き込み 実行
r w x r w x r w x
4 2 1 4 2 1 4 2 1



オーナーは自分自身、グループは自分の所属するグループ全体、それ以外はそれ以外を指します(笑)

それぞれのユーザーに三個ずつ権限が設定できます。

一番下の数字はrwxそれぞれに対応する数字で次回紹介するコマンドで使用します!

ということで第一回基本コマンド講座はここまで!、次回をお楽しみに!



have a nice day :)...