どうもお久しぶりです、にょろべいでざいます!


今回も前回に引き続きコマンドの紹介をしていきたいと思います :)


さて、前回の最後にパーミッションについての説明をしました、パーミッションというのは結構重要なもので他のユーザなどに自分のプライベートな写真等を盗み見られてしまうのを防いでくれたり、実行ファイルの権限の付与にも関わってくるのです!


そこで紹介したいのが ”chmod” です!


 chmod : chmod <オプション> <モード> <対象のファイル・ディレクトリ> : パーミッションの設定


突然ですが初心者の為の紹介なので取り敢えずオプションは飛ばします(今のところ使うところがないので)


一番重要なのが ”モード” です!


モードには ”ユーザー” ”演算子” ”パーミッション”があります!

ここで前回紹介したものが役に立ちます。


オーナーグループそれ以外
読み込み書き込み実行読み込み書き込み実行読み込み書き込み実行
rwxrwxrwx
421421421


まずはユーザーの説明ですここはそこまで難しくないのでぱぱっと説明します!


u : 所有ユーザー : 上の表でいうオーナーを指す(自分自身)
g : 所有グループ : 上の表でいうグループを指す(自分自身が所有するグループ)
o : その他 : 上の表でいうそれ以外を指す(上の二つ以外)
a : 全ユーザー : 全てのユーザーを指す


以上です、さて次はパーミッションの紹介です、前回説明しましたが r が読み込み、w が書き込み、x が実行です、じつはこれ以外にもパーミッションの表現方法があります!

それがこちら!


パーミッション 8進数
rwx 7
rw- 6
r-x 5
r-- 4
-wx 3
-w- 2
--x 1
--- 0


そう実はパーミッションは数字で表せるのです!(前回ネタバレしてましたけどねw)

勿論rxwでも設定できますが複数のパーミッションを設定するときは数字の方が楽でしょう :)


さて最後に演算子の紹介です、演算子は権限の付与、削除、変更をするのに使います。


+ 権限を追加
- 権限を削除
= 権限を変更


さてここまでの紹介で出来る操作の例を紹介します!


1) chmod a+rwx ./baka.sh


上のコマンドを実行することでカレントディレクトリのbaka.shに全てのユーザーに対して全ての権限を追加できます


2) chmod u-x ./aho.sh 


上のコマンドを実行することでカレントディレクトリのaho.shに所有ユーザーに対しての実行権限を削除できます


3) chmod 764 ./himitu.sh


上のコマンドを実行することでカレントディレクトリのhimitu.shのパーミッションを 所有ユーザーは”rwx”、所有グループは”rw-”、その他のユーザーは”r--” に変更できます


取り敢えずchmodコマンドの説明は以上です!

このコマンドは自分でシェルスクリプトを作り始めた時に権限を付与するときに使ったりもします。

初心者あるあるなんですが自分で作ったスクリプトに権限を付与しないで実行して「お前に実行する権限なんてねーよw」と怒られてしまうことがよくありましたw(え、あるあるですよね?)


さて次のコマンドは...


 cp : cp <オプション> <コピー元のファイル・ディレクトリ> <コピー先のディレクトリ> : ファイルまたはディレクトリのコピー


まあ説明の必要もありませんよね、その通りです、このコマンドはファイルやディレクトリのコピーを行うコマンドです。

例としては


1) cp ./himitu.jpg ~/Pictures/himitu


これを実行することでカレントディレクトリにあったhimitu.jpgがPictures下のhimituディレクトリへコピーされます!

GUIを使わずにCUIのみで操作できるなんて素敵!w

重要なオプションとしては


-r ディレクトリをまるごとコピーする
-i 同名のファイルがあれば上書きするかの可否を確認する
-a   元のファイル属性とディレクトリ構成を可能な限り保持する


このあたりでしょうか、他のオプションについては他のサイトを参照しましょう(他人任せ)

さて続いては、



 mv : mv <オプション> <移動元のファイル・ディレクトリ> <移動先のディレクトリ> : ファイルまたはディレクトリの移動または名前の変更


これもよく使用するコマンドの一つです、cpと同じ様に使います、そしてこのコマンドの便利なところは名前の変更もできるところです!

重要なオプションはこちら


-b ファイルを上書きする際にバックアップを取る、バックアップの名前には~が付く
-i 同名のファイルがあれば上書きするかの可否を確認する


使い方はこちら!

1) mv ./himitu.jpg ~/Desktop


これを実行することでカレントディレクトリに存在するhimitus.jpgがDesktopへ移動しますw


2)mv ./himitu.jpg secret.jpg


これを実行することで himitu.jpg が secret.jpg(ちょいかっこいい) に変更されます


さて次で最後にしたいと思います


 mkdir : mkdir <オプション> <作成するディレクトリ名> : ディレクトリの作成


make directoryの略であろうこのコマンドはなんだかんだでよく使います!

使い方はこちら


1) mkdir himitu


これを実行するとカレントディレクトリに himituディレクトリが作成されます


2) mkdir -m 600 himitu


そうなんです、ここでまたパーミッションが役に立ちます!

2)のコマンドを実行するとカレントディレクトリに ”rw- --- ---” つまり所有ユーザーのみが読み書きできる秘密のディレクトリが出来るんです!

便利でしょ?w


さて今日のところはここまでにします、取り敢えず基本コマンド講座初級編その3はまたいつか書こうと思います、他の記事も書いてみたいのでw

ということでまた会う日まで



have a nice day :)...